日本酒の注ぎ方とマナー

お酒
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飲み会や合コン、勤務先、大勢で飲んだ時や1人酒等、様々なシチュエーションでワイワイ楽しめるお酒。

しかし、日本酒にはこのイメージがないかもしれません。

日本酒は堅苦しくて、よくわからないマナーがありそう。。。
注ぎ方やお酌の仕方がよくわからない。
などと敬遠していませんか?

実際のところ日本酒に正しい飲み方や酒の席のマナーがあります。
マナーの一番の目的は相手と楽しく飲むためのものです。マナー通りにすることが一番というわけでもありません

お酒の席での一番のマナーは一緒に飲む人と楽しさを共有すること
お祝いやおもてなしの際に、参加したみんなが美味しいと思えるお酒になれば最高ということです。

そのためには、一般的にマナーとされるものを知っておくことが重要です。

ここでは、私が先輩やお店の人に教えてもらったマナーや粋な飲み方を紹介していきます。

土地や時代によってマナーはその時々で変わるので、一般的なものとして認識してもらえればと思います。

まずは基本を押さえて粋な飲み方を探してみましょう。

乾杯のマナー

結婚式や何かのセレモニーなどで行われることの多い「乾杯」。
日本酒に限ったことではありませんが、お酒に口をつける前後のこの部分にも気をつけておきたいマナーがあります。

おちょこをぶつけないことです。
日本酒の場合、こぼす可能性が高いですし、おちょこが高級なことも多々あります。
おちょこを少し掲げて口をつけましょう(飲む・飲まないは自由)。

■ お酌のマナー
ビールやワイン等と同じように、日本酒にもお酌の時にマナーがあります。
最初は面倒かもしれませんが、慣れるとそう気にせずできるようになります。

基本的には、ホスト側からゲスト側、部下から上司へお酒をつぎます。
これは、どのお酒でも同じですね。

注ぐタイミングは、相手の器のお酒を飲みほしたとき若しくはそのちょっと前です。
たくさん残っているうちに注いでしまうと、お酒の温度や味わいに影響があり、それを嫌う人もいます。

銘柄を変えた時等は必ず、飲みほしてからにしましょう。
お酒が混じると味や風味が混じってしまいます。

■ 注ぎ方
徳利や酒瓶を右手で持ち、左手を底のほうへ添えてつぎましょう。
徳利は右手で持ちやすく左側の人に注ぎやすくできています。
自分でつぎやすくもなっているため、手酌が好きな方もいます。
徳利を左手で持ったり右手が上を向いてしまうとマナー違反ですので、右側に座っている人にお酌をするときは、身体ごとそちらをむいてから注ぐ必要があります。

また、徳利の注ぎ口には絞ってある部分がありますが、注ぐ際は上を向けた状態にするのがマナーと言われる方もいます。
諸説ありますが、注ぎ口を上にすることにより宝珠の形になるとされています。

あとは徳利が盃に触れないように静かに注ぎます。
これは、乾杯の時同様に徳利や盃が高価な場合があるためです。

日本酒の残量を確かめるため、とっくりを覗き込んだり、振ったりすることもマナー違反になります。
徳利に残ったお酒を一つに一つにまとめることもお勧めしません。
味や風味が変わってしまうためです。

他のマナー違反
なみなみつがない
相手が器を持っていないときに勝手に卓上の器へ注ぐ

返杯(へんぱい)を受ける

お酒は、注いだら注ぎ返されるのが通例です。
これを断ることは失礼に当たりますので、飲む気はなくても受けましょう。
両手で器をもって受けます。
飲む飲まないはともかく口を付けてから机に置きましょう。

お酒を飲む気がない場合、器を逆さにおいて卓上に置いている人もいますが、これは非常に失礼に当たります。
器を逆さに置くことは「この宴会に参加する気がありません」という意思表示と取られてしまいます。
ついでもらい、口をつけて置いておきましょう。

日本酒の飲み方

器につがれた日本酒は、一気に飲み干すのではなく、ゆっくりとお酒の香りを楽しみ少しずつ口に含んで味を楽しみましょう。
その後は個人個人の楽しみ方をしましょう。
料理と合わせるもよし、香りを楽しみもよしです。
お酒が苦手な人は、器を空にするとお酒を注いでくださいと催促に見えることもあるので、残しておくとよいでしょう。

もっきりの楽しみ方

このスタイルをもっきり(盛り切り)と言います。

一見どのように飲んで良いかわからないですがこのもっきりに決まった飲み方はありません。

どんなふうに飲んでも正解です。

先にグラスから飲んでしまって、木升のお酒をグラスに注いでも良いですし、木升に口をつけて飲んでも構いません。

要は楽しんで飲めればそれが正解です。

木升の場合、飲む順番によって風味が変化を楽しむことができます。

関連記事
風味の変化を楽しむ「もっきり(もりきり)」の飲み方はこちら

飲みすぎないために

日本酒が美味しかったり、緊張したりしてグイグイ飲み進めてしまって泥酔なんてことはマナー違反です。
ビールのように度数が低くなく、焼酎のように水割やお湯割りで飲むことは少ないため、飲みなれない方は気付かないうちに飲みすぎてしまうこともあります。
酔いすぎを防ぐには、日本酒の合間にお水を飲むのが効果的です。

日本酒のときに頂くチェイサーは「やわらぎの水」という名で呼ばれます。
アルコールの分解には大量の水が消費されるため脱水症状の緩和にもなりますし、アルコールの吸収も穏やかになります。

まとめ

色々マナーについて書きましたが、ややこしくて敬遠されがちなマナーですね。
しかし、一番大切なことは一緒に飲む人と楽しさを共有することです。
その気持ちがあれば多少のマナー違反は気にならないと思います。
お祝いやおもてなしの際に、参加したみんなが美味しいと思えるお酒になれば最高ですね。

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