初心者向け|お店で迷わない日本酒の注文方法

投稿者: | 2018年6月7日


「甘口・辛口ってなに?甘口頼んだのに甘くない、、、」
「メニュー見てもどんなお酒を注文したらいいかわからない」
「一合ってどんな量でくるの?」

飲食店で日本酒を味わってみたいけど、こんな経験したことはありませんか。
お店で日本酒を注文するのは敷居が高いと諦めてませんか。

初心者の方ならなおさら高い壁に感じますよね。

純米酒や吟醸、冷やや熱燗、何合頼めば良いのかなど選ぶ基準が多いから余計注文に躊躇します。

今回は、日本酒初心者のために「自分の好みの注文」の仕方を解説していきます。

直接「おすすめを聞く」

始めに日本酒を注文する場合は、店員さんに直接聞くことがもっとも簡単です。

この方法なら日本酒の知識が少なくても問題ありません。

しかもこの方法なら、日本酒の知識が増えていき、知っている銘柄も増えていくという一石が二鳥にも三鳥にもなります。

店員さんにおススメを聞くときにもコツがあります。
この4点をだけで店員さんもお酒を選びやすくなり、より自分の好みを伝えることができます。

・ どんな温度で飲みたいのか
・ アルコール度数を確認する
・ 甘いタイプが良いか、辛いタイプが良いか
・ どの料理に合うか

どんな温度で飲みたいのか
冷酒2

まず、第一にどんな温度で飲みたいかということです。

夏の蒸し暑いときに熱燗をグイグイ飲むとより汗がでてしまうかもしれません。
まぁそんなときに熱燗を進めるお店も少ないと思いますが。

しかし、春先や秋口などの人によって体感温度が変わる季節の場合、どの温度で飲みたいかはっきり伝えたほうが良いです。

実は、日本酒は温度によって香りや味が変化し、酔いさすさ等も変わってきます。
熱燗で飲んだ方が香りがたち風味良く味わえるお酒や冷酒でスッキリと飲むタイプのお酒などを考慮してくれます。

自分で選んでみたい場合はこちらの記事を参照ください
初心者向け 熱燗?冷酒?どっちにすればいいの?

アルコール度数を確認する
次にアルコール度数を聞いてみましょう。

アルコール度数によって口当たりや飲みやすさ、酔いやすさ等が変わってきます。
大半の日本酒のアルコール度数は16度前後です。

一般的にビールは4%程、ワインは12%程の度数のものが多く、日本酒は比較的度数は高めです。
ビールのようにグイグイ飲んでしまうと大変なことになるので、
おすすめの日本酒の度数が高いと思うならチェイサーも一緒に頼んでみましょう。

日本酒の単位は合です。
小さめの徳利一杯で、一合180mlです。
アルコール含有量は15度の日本酒で27ml。
大体生中が500mlで、アルコール含有量26.35mlです。
つまり日本酒一合と生中1杯が同じアルコール量になります。

近年は若者や女性向けに低アルコールタイプの日本酒も増えてきています。
酔いが気になる場合はそういったものをおススメされるかもしれません。

甘いタイプが良いか、辛いタイプが良いか
日本酒を選ぶときに「甘口・辛口」という表現が使われます。
実は日本酒の甘口にも表現の種類が色々あります。

一般的に甘口というと砂糖の様な甘さを想像するかもしれません。
しかし日本酒の甘口・辛口は糖分の含有量を指しており、一概に砂糖甘いとは限りません

日本酒の表現をしっておこう

フルーティ
爽やかな
スッキリと
どっしりと
スパイシーな
ピリッと

このような形容詞を使ってみてください。
「フルーティな甘口でアルコール度数低め」とイメージを表現するとより伝わりやすくなります。

どの料理に合うか
日本酒の素晴らしい点は、「いろんな料理との相性がいい事」です。
和食だけでなく、洋食でも中華でも本当にいろんな料理と合います。

特におすすめの注文は、「この名物の牛すじの煮込みを頼もうと思うのだけど、それに合う日本酒はありますか」です。
日本酒にこだわる飲食店の名物料理は、お酒との相性も考えて造られている事が多いです。

お店の方が自信を持ってすすめる料理と日本酒を頼めば、日本酒の良さが存分に楽しめます。

自分で日本酒を選ぶ

始めのうちは店員さんにおススメを尋ねる方法で注文すれば間違いないです。
しかし、いくつかの日本酒をおススメされていくうちに日本酒の知識も増え自分で注文したいと思うはずです。

そのためには、メニューに書いている情報から日本酒の味の傾向を知る必要があります。

以下はよくメニューに載っている事柄について分類し、これを理解することによって注文が楽になります。

純米と純米以外との違い
日本酒は大きく分けて2種類に分類されます。
タイトルにもあるように「純米」と「純米と書いていない」タイプです。
日本酒の原材料は「水」「お米」「米麹」のみで造られたお酒に「純米」と付きます。
「水」「お米」「米麹」に「醸造アルコール」というアルコール分を抽出したものを入れた物は「純米」と表示できません。

もちろん、お米のみで造った「純米酒」の方が高価の場合が多いですが、醸造アルコールが悪いというわけではありません。

醸造アルコールタイプの日本酒はを入れると味のキレが良く軽い味わいになります。
純米タイプの日本酒は味にコクがあり、深い味わいになります。
本醸造と純米酒のどちらが優秀というわけではなく、両者は味のタイプが違います。

吟醸、大吟醸等の名称の違い
吟醸は米の精米歩合の違いです。
精米歩合とは、玄米からお米をどれだけ削るかという点で分けられています。
削れば削るほど、一本の日本酒に必要なお米の量が増えるため高価になる傾向があります。

純米酒/本醸造  お米の精米歩合が70%以下
吟  醸      お米の精米歩合が60%以下
大 吟 醸     お米の精米歩合が50%以下

原料のお米を削れば削るほど日本酒の味がしっかり立ち、香りが強くなります。

これも吟醸酒よりも大吟醸が優れているというわけではありません。
中トロと大トロのように、どちらが好みかというところです。

「純米」と「吟醸」を二つ表記したものがメニューに記載されています。
「純米大吟醸」と「大吟醸」この二つがあった場合。
共に精米歩合が50%以下で、純米と記載がある方が、醸造アルコールが入っていないものとなります。

上記のカテゴリーに属さないものを「普通酒」と呼ばれます。

最後に、純米酒の方がお米の味が深く、精米歩合が少ない物ほど香りが強くなります。

温度を決める
日本酒は様々な温度で飲むことができます。これほど幅広い温度で飲まれるお酒は世界を見渡しても存在しません。
日本酒は温度が高くなると旨味が強くなる傾向があり、温度が低くなると香りが強くなります。
安価な日本酒は熱燗で飲み、高価な日本酒は冷酒で飲むという格言があるくらいです。

・雪冷え   5度

・花冷え   10度

・涼冷え   15度

・冷や  20~25度

・日向燗   30度

・人肌燗   35度

・ぬる燗   40度

・上燗…   45度

・熱燗    50度

・飛切燗   55度

日本酒は温度によって様々な呼び方があります。
日本酒専門店に行くとしっかりと温度を測って提供してくれます。

普通の居酒屋で注文する場合は次の3つを覚えておきましょう。

冷酒  冷蔵庫で冷やしたタイプ
冷や  常温
熱燗  湯せんやレンジで温めたタイプ

冷やが常温ということに驚いたかもしれません。
詳しくは冷や酒って常温のことなんです【冷酒と冷や酒の差とは】を参照してください。

まとめ

基本は店主の方に大まかな味の好みを伝えることから始めてみましょう。

その都度、おススメの理由やポイントを教えてくれるはずです。
合う料理や時期等も聞けるかもしれませんね。

そして、飲んだことがある日本酒が増えていくことで、今度は自分で日本酒を選んでみてください。

日本酒を覚えるためには、飲むことが一番です。
いろんな味を楽しんでいくうちに店員さんが言っている複雑な味や香りの表現がわかってくると思います。

全国に広がる奥深い日本酒の世界をぜひ堪能してみてください。

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