海外に日本酒を持ってく3つの方法とプラス1

お酒
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日本から海外の友人に会いに行くときお土産を日本酒にしようとおもいませんか。

実はいま、海外は日本酒がブームなんです。

8年連続輸出量が増え、日本食と共に世界、特にアメリカやヨーロッパでSAKEの需要が高まってきています。

お酒好きな外国人のために、日本酒を持って行くと非常に喜ばれます。

海外にはあまり出回っていないスパークリング系の日本酒を持参すると
始めてみる日本酒にテンションが上がり話が盛り上がるでしょう。
自分で飲む場合でも、いつもと違う雰囲気で飲める日本酒は格別です。

しかし、お酒って外国に持っていけるの?というところが一番の心配ですよね。

瓶を機内に持って入ることや、税金が発生してしまうのではないか等の不安がいっぱいです。

そこで今回は、日本酒を海外に持っていく方法を見ていきましょう。

結論|日本酒を海外に持っていける

まず第一に日本酒を海外に持っていけます。

ただし、注意しなければならないことがたくさんあります。

原則機内への持ち込みはできない

テレビなどで見たことがある方が多いと思いますが、空港でのスーツケースの扱いは雑です。

スーツケースに入れると割れる可能性があるから、手荷物で持ちもう!と思うことでしょう。。。

これには大きな落とし穴があります。

手荷物には100ml以下の液体しか持ち込むことができません。

これでは4合(720ml)瓶はもちろん、ワンカップサイズでも持ちこむことができません。

持っていく方法は大きく分けて3種類です。

① 郵送する
② 手荷物を預ける
③ 免税店で購入する

個人で日本酒を海外に持っていく方法はこの三種類です。
しかし、それぞれ事前の知識がないと税関で止められたり、意図しない関税を支払わなくてはならないケースがあります。

それぞれの方法と注意点を確認していきましょう。

① 郵送する


一番簡単そうに見える郵送ですが、佐川急便やヤマト運輸の他のほとんどの国内業者もお酒の海外発送は受け付けてくれません。
相手国自体がアルコール類の郵送を禁止している場合がほとんどのため、あまり積極的に事業として乗り出さないことが原因です。

でも、郵便局なら郵送できる可能性があります。
なぜ、可能性というと送れる国が限られています。

送ることができない・・・アメリカ、イギリス、フランス
送ることができる・・・韓国(条件付き)、ドイツ(条件付き)、中国

その他の国も個別に規定されています。
事前に郵便局の国際郵便条件表を事前に確認しておきましょう。

また、アルコール度数が24度以下のお酒しか受け付けてくれません。
度数が高くなるにつれ危険度が増すためだと思われます。
日本酒の場合16度前後が多いのでほとんどのお酒が大丈夫でしょう。

注意点
HPで確認しても窓口の担当者が海外発送に経験が少なく、郵送を断られるケースがあるようです。
窓口で説明しやすいように郵便局のページをプリントアウトしておくと説明しやすいです。
それでも結構待たされたりしますが、、、

② 手荷物を預ける


冒頭にも書いたように機内に持ちこめる液体の量が制限されていて、日本酒の瓶を直接持ち込むことができません。

そこでスーツケースにお酒を入れて預けてしまう方法です。

図で言うところの①です。

①チケットカウンター及び荷物を預ける

②保安検査(手荷物検査・身体検査)

③出国手続き

④免税店めぐり

⑤飛行機で目的地へ

スーツケースに入れる場合は、瓶が割れる心配があります。

預けられた荷物は予想以上に雑に扱われることが多々あるため、衣類をクッションにしたりエアークッションを入れる等でしっかり衝撃から保護するようにしましょう。
万が一割れてしまったら被害はお酒以外にも及びます。
楽しい旅行をブルーな気持ちでスタートしないよう気をつけないといけないところです。

預けるお酒はアルコール度数が24%以下のものは制限がありません。
アルコール度数が24%を超え、70%以下の物に関しては一人様5リットルまで、また70%以上のものは持ちこむことができません。

注意点
行き先ごとに関税がかかる可能性があります。
また法律がわかる可能性もあるのでできる人は事前に調べておくことが大切です。


アメリカ・・・持参するお酒の1ℓまで免税。
フランス・・・17歳以上のみ(一人につき)。ワイン4リットル、ビール16リットル、および22度を越えるアルコール飲料1リットル (22度以下のアルコールは2リットル)
これ以上持ちこむと関税がかかります。

※日本の場合
日本の免税範囲は760mlx3本までです。
これは、内容量で判断されるので760mlx3で2210mlまでは関税がかかりません。

税額は下記の通りです。

(1) ウイスキー及びブランデー 600円/リットル
(2) ラム、ジン、ウォッカ 400円/リットル
(3) リキュール、焼酎など 300円/リットル
(4) その他(ワイン、ビールなど) 200円/リットル

例:ビールを3000ml日本に持ち込む場合
3000-2210=790ml
0.79リットル×200円=158円
100円以下は切り捨てになりので、100円の支払になります。
日本の場合は高くありませんが、行く国によっては高額になる可能性があります。

③免税店|機内持ち込みOKのお酒

①チケットカウンター及び荷物を預ける

②保安検査(手荷物検査・身体検査)

③出国手続き

④免税店めぐり

⑤飛行機で目的地へ


保安検査後の免税店で購入したものについては、100mlの制限を受けず機内持ち込みが可能です。
しかし、種類も限られているので事前に調べてから入るのも一つの手です。
割れる心配も少ないので一番安全な方法かもしれません。

但し注意点があります。
乗り継ぎで目的地以外の空港を利用すると再び保安検査があり機内に持ち込めなくなってしまいます。
一旦預けた荷物を引き取れる場合は問題ないのですが、到着が遅れる等不足の事態が発生してしまうと泣く泣くあきらめることになります。

プラスワン|STEBsというシステムを利用する

STEBs乗り継ぎの度に保安検査がありますが、STEBsを使えば免税店で購入したお酒を経由空港でそのまま機内に持ち込むことができます
これは、開封したらわかる袋にお酒を入れ、未開封であればそのまま保安検査をクリアできる画期的なシステムです。

このSTEBsが導入されていない空港もあるので、免税店で購入の前に必ず自分が利用する空港を伝えてチェックする必要があります。

STEBsについて詳しい記事はこちら
日本酒を海外に持って出たい!不正開封防止袋(STEBs)とは

まとめ

どうでしょうか。
こういった、旅行前の準備がとても大切です。
少しでも気軽に海外に日本酒を持っていくヒントになれば幸いです。

やはり一番の目的は、海外の友人と楽しい日本酒ライフを楽しむことだと思います。

気をつけていってらっしゃいませ(^^)

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