初心者にはハードルが高い「日本酒」
居酒屋で大吟醸や吟醸、純米といろんなことが書かれていて、実際どれを選べばいいかあまりよくわからないなんてことはありませんか?
今回はそれぞれの用語を紹介し、その日本酒の味や風味をより堪能できるよう解説していきたいと思います。
日本酒の種類
この純米や大吟醸等のラベルを見ることによって味の傾向がわかるようになっています。
日本酒は上記の8種類とこのどれにも属さない「普通酒」を合わせて9種類に分類されます。
9種類もどれがどんなお酒か覚えにくいですよね。
初心者の方はまず簡単に「純米酒」と「本醸造酒」から覚えていきましょう。
■ 大きな違い1つめ!「純米酒」と「本醸造酒」
お米だけで作った日本酒が「純米酒。醸造アルコールを入れた日本酒が「本醸造酒」になります。
本醸造酒・・・お米と水、米こうじに「醸造アルコール」を加えて造られたお酒
※醸造アルコールとは食用に用いられるアルコールです。
原料は主にサトウキビで、サトウキビの糖蜜に酵母を加えて発酵させてアルコールを発生させたものを蒸溜させることによってできあがります。
ほとんどの場合無味無臭に作られています。
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「純米」の方が手間暇がかかり、混じりっ気のない分深い味わいになります。
「本醸造酒」は、薄いと表現されることがありますが、すっきりと飲みやすいことが特徴です。
もちろん純米の方がお米を使用する量が多いため高級品となりますが、一概に純米の方がいいとは限りません。
純米酒の方が豊潤でお米の旨味が多く出ている事が多く、薄めの味を楽しむ料理(白身魚や前菜)にはあまり合いません。
しかし、煮付けやバターを使った料理等の濃い味付けのものと非常によくマッチします。
本醸造はその逆で、濃い味付けの料理と楽しむと日本酒の味を堪能することができないかもしれません。
白身魚の刺身や、前菜とよくマッチします。
■ 大きな違い2つめ!「精米歩合」
精米歩合とは玄米からどれだけ削った(精米)の度合いを表しています。
必ず、日本酒のラベルに書いています。
60%以下で吟醸、50%以下で大吟醸と呼ばれます。
基本的に吟醸、大吟醸と精米歩合が低くなるにつれて一本のお酒を造るお米の量が増えるため、高価なお酒になっていきます。
原料のお米の中心になるにつれて、雑味がすくなくなり、すっきりとした味わいになります。
しかし、精米歩合が高い吟醸等でも美味しいお酒はたくさん出ています。
精米歩合が高い純米酒の方がお米の味がしっかりとどっしりと芳醇な味わいになり、精米歩合が低い大吟醸系の方が、スッキリと綺麗な味わいになります。
まとめ
どうでしょうか?
日本酒の種類が何となくわかったでしょうか。
最初は純米酒と本醸造を飲み比べて見てみると香りの違いがはっきりしていて面白いですよ。
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