日々の疲れを晩酌で癒している方も多いと思います。
一週間の疲れをお酒で癒すことも良いですが、気になるのは体重の増加ではないでしょうか。
日本酒はビールやワインと比べてカロリーが高くて太ると良く聞きませんか?
今回は、お酒別のカロリーや糖質、アルコール度数等から太りやすさと、アルコールのカロリーを深堀していきましょう。
ビールVS日本酒
まず最初に気になるのがカロリーですよね。
文部科学省の成分表で確認してみると100gあたりのカロリーはビール40㎉、ワイン73㎉、焼酎は0㎉日本酒は吟醸酒で104㎉です。
引用文部科学省 日本食品標準成分表より
一般的に言われているように日本酒が一番カロリーが高い。
太りやすいじゃないかと思うでしょう。
確かに、、、
でも、実際にお酒を飲む場合を考えると、必ずしも日本酒が太るということにはなりません。
どういうことかというと、一回の飲酒量がビールやワインと日本酒で違うという点です。
いつも生中(400ml×二杯)を飲む人が、ビールと同量の日本酒を800ml飲むことはまずないでしょう。
それでは、一回の飲酒量で比べてみたらどうでしょうか。
ビールの一回の消費量はアサヒビールさんの調査によると350㎜缶1.84本です。
アサヒビールHPより
一方、日本酒の一回の飲酒量は信頼できるデータがありませんでした。
そこで、ビールと同量のアルコール量で日本酒に換算してみようと思います。
ビールのアルコール度数は5%、日本酒のアルコール度数は15%で計算すると、ビール644mlに対して日本酒はおよそ214mlで同量のアルコール量になります。
それでは、気になるそれぞれのカロリーは・・・
ビール|257.6
日本酒|222.56
ほぼ一緒!
一回の飲酒量ではビールと日本酒の差はあまりありませんでした。
240kcalは、食べ物では「アジフライ一尾」、「マックフライポテト(S)」「牛もも肉150g」程度。
運動の場合「ウオーキング約50分」、「ジョギング約27分」程度です(※身長や体重によって変わります)。
お酒はエンプティカロリー
先程の計算の通り日本酒には222kcalほどのカロリーがあります。
しかし、お酒のカロリーはエンプティカロリーだから太らないと聞いたことはありませんか?
エンプティというのは空っぽという意味です。
実はアルコールのカロリーは炭水化物やタンパク質、脂質などの栄養がほとんど含まれていません。
エンプティカロリーの特徴は、糖質や脂質よりも先に、最優先で熱として放出されます。
お酒を飲むとアルコールが肝臓ですぐに分解され、身体が熱くなったり、顔が赤くなったりすることで体内から外に熱として放出されてるからです。
つまり体内に吸収されずすぐにエネルギーとして使われることになります。
日本酒、ビール、ワイン等の醸造酒にはアルコール以外にもたんぱく質や脂質もあるため全くゼロというわけではありません。
太らないことが目的なら、焼酎やジン、ブランデー等の蒸留酒がおすすめです。
太る原因が日本酒のカロリーということではないようです。
日本酒の場合、冷酒より熱燗の方がより吸収が早くなりカロリーがすぐに消費されます。
また、酔いを感じやすいため飲酒量も減る傾向にあります。
では、太る原因は一体何でしょうか?
最大の敵はおつまみ
アルコールの作用によってあなたの食欲は増進させられます。
アルコールだけでも太る要因の一つですが、体重の増加の一番の原因はおつまみです。
特に居酒屋などでお酒を飲んでいる最中は脂っこい物が食べたくなりますよね。
特に「からあげ」「フライ」などのいずれも高カロリーな料理ほど美味しく感じてしまいます。
このようにアルコール×高カロリーなおつまみが太る原因です。
お酒を飲むのに痩せている人いますよね?
そういう人はおつまみをほとんど食べていない場合がほとんどです。
たまに食べても太らない人がいるみたいですが、、、うらやましい。
肝臓がアルコール分を優先して分解するので、おつまみの脂質の分解が遅れて体内に蓄積しやすくなります。
これはどのアルコール飲料でも同じです。
つまり、飲酒時の食べる物によって太るか太らないかが決まってきます。
特にシメのラーメンやお茶漬けはダイエットの天敵です。
まぁ私は我慢できない方なのでジョギングでもしてきます。
あなたにも素敵な日本酒ライフを。
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