かっこいい日本酒の用語

お酒
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日本酒は六甲おろしの重ね蔵、やわらぎ水、YK35、BY、ちろりなどたくさん種類の用語があります。

今回は個人的にかっこいいと思った日本酒用語を抜粋していきます。

かなり上級な用語もあるので、これを知っていればかなりのマニアになれます。

かっこいい用語

YK35(わいけーさんじゅうご)
品評会の受賞のためのジンクスの頭文字を合わせた言葉です。

Y =山田錦
K =熊本9 号酵母
35 =精米歩合35%

全国新酒艦評会に入賞するための秘蔵レシピといわれていました。
非常に華やかな芳醇な香りをを生み出すことができます。

一般にもその名前が広がりつつあり、YK35と名のつく日本酒も増えてきています。

夏越(なごし)の酒
梅雨の時期に飲むお酒、夏を越すためのお酒。

昔から6月の晦日(30日のこと)神社の風習で残りの半年の無病息災を払う神事が行われていました。

この時に邪神を払うために作られる料理が「夏越ごはん」。

この夏越ごはんととも頂く日本酒を「夏越の酒」に頂きます。

六甲おろし・重ね蔵
阪神の応援歌にも使われている六甲おろしです。

この六甲おろしとは大根おろしのおろしではありません。

六甲山地から浜側に向けて吹く北風を六甲おろしといいます。

灘の酒造りは寒造り主体で発展していました。

これは六甲山系から吹き下ろす六甲おろし(寒風)によって寒造りに最適な環境が整っています。

この六甲おろしを効率よく利用するための建築様式が『重ね蔵』と呼ばれます。

北側に大蔵を作り南側に前蔵を連ねて作られます。

冬には六甲おろしが吹きつける窓を開閉することによって温度管理を行い、南側の蔵を重ねれいることによって夏の日差しから北側の蔵を守っています。

日差しから守ることによって大蔵に貯蔵された酒の腐敗を防いでいます。

蔵人(くらびと)
酒蔵のオーナー・当主のことです。

間違っても蔵人(くらんちゅ)と呼ばないでください。

昔は経営だけで酒造りは杜氏に任せていたが、蔵人兼杜氏を兼任する蔵元が増えてきています。

杜氏(とうじ)
酒造りの総責任者のことです。

それぞれの蔵元に卓越した技術を持った職人太刀をまとめる人が杜氏と呼ばれます。

南部杜氏、越後杜氏、丹波杜氏など、流派があり、酒造りの方針も異なり、杜氏が変わると味が変わるといわれる由縁になります。

あらばしり
日本酒を搾るときに最初に出てくる液体をあらばしりと呼びます。
味や風味や傾向が分かる「あらばしり」「中汲み」「責め」とは
あらばしりはフレッシュで若々しい味・風味、アルコール度数が低い事が特徴です。

BY(ビーワイ)
酒造年度のことを指します。
28BY等とラベルに書いていることが多くなりました。
7月1日から翌年の6月30日の1年間を指します。「28BY」とは、平成28酒造年度(平成28年7月1日~)の仕込みのものを指します。

火入れ(ひいれ)
酒にダメージを与える火落菌を殺菌し、酵素の働きを抑えるための加熱処理を指します。
通常の日本酒は貯蔵する前後の2回火入れを行います。
この火入れを1度もしくは1度も行いないものを「生」「生詰」「生貯蔵」と呼ばれます。

生酒についてはこちら
生酒という至高の一品の流通が少ない事について!

斗瓶囲い(とびんかこい)

画像引用日本酒の豆知識
醪の入った袋を逆さ吊りにしてゆっくりと自然に雫が搾り落ちるものを斗瓶といわれる18ℓの瓶に集める技法です。

袋吊り(ふくろつり)、雫酒(しずくさけ)とも呼ばれ特別な搾り方をした最上級の品です。

品評会向けの特急品で華やかで芳醇な香りが特徴で吟醸酒タイプがこの搾り方が最適です。

日本酒の海外での呼び方


日本酒を英語で言うと『SAKE』若しくは『rice wine』です。

近年海外の日本食ブームに合わせて日本酒の輸出量がどんどん増えていってます。
日本文化が浸透している国では『SAKE』という表現が一般的になりつつあります。

しかし、税関やあまり日本酒が浸透していないところだと、『rice wine』。
つまり米で造ったワインと表現します。
米もワインも醸造酒に分類されるため海外でも理解してもらいやすくなります。

やわらぎ水(やわらぎみず)

日本酒を飲むときに頼む水のことを『やわらぎ水』と呼びます。
海外の言葉でいうとチェイサー(追い水)です。

アルコール度数が高い日本酒を体に負担をかけずに楽しむためのものです。

水を飲むことにより二日酔いや脱水症状を防ぐ効果があります。

日本酒を飲むときにはできるだけ同量のやわらぎ水を頼みましょう。

ちろり
ちろりは、「銚釐」と書きます。

酒燗器の一種で1〜2杯分お燗する際に使用する酒器がちろりです。

陶器より熱の伝導率が高い錫や銅、真鍮などで造られている事が多いです。

早く温まることにより、日本酒の香りが飛んでしまう前に適温に達し、まろやかな味わいになります。

天使の分け前
日本酒やワイン、ブランデー等を樽で長期保存した場合、樽の中から気体として中の水分が蒸発してしまいます。
この熟成中に樽の中で気化したアルコールが出ていき、長期保存をすればするほど量がどんどん減っていきます。

この減ってしまった分は天使が飲んだと表現され、これを天使の分け前と呼びます。

まとめ

かっこいい日本酒の用語はいかがだったでしょうか。
初めて聞くものも多かったのではありませんか?

自分でもいろんな用語を調べてみたら面白いかもしれませんね。

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