酒屋に吊るしてある杉玉の役割とは

杉玉1 日本酒
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みなさん
こんにちは

酒屋さんの軒下に茶色い丸っこいのが吊られているのを見たことはあるでしょうか?

なんとなく酒屋さんという目印の一つですよね。
名前は杉玉と言います。
その名の通り杉の葉を集めてボール状にしたものです。
大きさは大体40~50㎝の物が多いです。

実はこの杉玉には酒屋である目印以外にも意味があるんです。
それは、新酒ができた証として使われています。

 

杉玉の役割


日本酒の造り酒屋などの軒先に緑の杉玉を吊すことで、新酒が出来たことを知らせる役割を果たしています。
吊りたての杉玉は杉の葉の青青しさが残っていますが、徐々にかれて茶色に変化していきます。
この色の変化で新酒の熟成具合がわかります。
緑色であれば若く、茶色くなれば熟成が進んだ目印になります。

新酒とは

まず、酒造りの区切りとしての7月1日から翌年6月30日までの1年間を「酒造年度」(BY)と呼ばれます。
ラベルにBY29と書かれていると平成29年7月1日~翌年6月30日の間のお酒ということになります。
この酒造年度内に造られて出荷された日本酒が「新酒」となります。
一般的には、その年の秋に収穫された新米を冬の寒い中で仕込んだ「寒造り新酒」と呼ばれるものが多く、冬から春にかけて出荷されます。

新酒の味わいは・・

2年3年と熟成されたお酒は古酒と呼ばれ、どんどん雑味が消えていくとされています。
奥深くどっしりと安定した味と表現されます。
燻製や揚げ物などしっかりしたものと非常によく合います。

新酒は、火入れをしない「生酒」や「原酒」で提供されることが多く、若々しいフレッシュな風味そして荒々しい雑味を楽しめる物が多いです。
サラダやお刺身とよく合います。

最後に

新酒はその年度しか楽しむことができません。
是非緑色の杉玉を見れば、新しい味を求めてお店に入るのも楽しみのうちの一つです。

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